串田和美さんが出演されたスタジオ・パークを拝見しました。
お父様の話題は視聴者からの質問コーナーで・・
「お父様の串田孫一さんからどんな影響を受けられましたか?」
という質問に対して、父はひねくれ、頑固、こだわりでの人で、父の生前には考えた事もなかったけれど
亡くなってから似ている所があると感じています・・のような事を話されました。
やっぱり・・と思わず笑いが・・。
今私は串田さんの「自然と美と心」という断想を読んでいます。その中に珍しく息子さんとのやりとりが
短く綴られています。昭和47年初版の本なので
串田さんも若く、息子さんはおそらく20代の終わり頃かと思われます。
串田さんは色んな楽器を演奏されますが、リコーダーもお好きなようです。
リコーダーには音の高低によって沢山の種類があります。
当時串田さんが欲しかったソプラニーノの1オクターブ上のKlein sopraninoが日本の楽器店には
無かったというくだりから・・
「ところが、ヨーロッパの方々をぶらついていたらしい息子がひょっこり帰って来ました。
山から帰って来た以上に薄汚くなって戻ってきました。私はネクタイを一本もらいました。
そしてあふれそうな涙をこらえていましたが、サンタ・クロースのような袋をかきまわしていた
彼は、そのちっぽけな笛を出して吹き始めました。
私は一瞬呆れましたが、これだこれだと大声を上げてその笛に飛びかかったものですから、
そんなに欲しければやるよと言って、あっさり貰ってしまいました。・・・・・」
以上串田本から引用させていただきました。
ほのぼのとした親子関係が垣間見れて嬉しくなったのです。
今日出演された串田和美さんは始終笑顔で話され素敵な方でした!
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