「セプテン・バーソングのように 1946~1989」 を読みましたよ。
本の表題紙にこの前紹介させて頂いた 【SEPTEMBER SONG】 の歌詞が載っていました。
But it’s a long long while,
From May to December,
And the days grow short,
When you reach September・・・
小林信彦氏(57歳)はあとがきでこう結んでいます。
~中年の男女の恋をあつかったこの映画のテーマが「セプテンバー・ソング」であった。
ぼくはたいして意味も考えずに、歌詞を暗唱したが、今となっては骨身にしみる。
<本当に貴重な日々なのに、残り少なくなってゆく・・・・>というところが特にこたえる。~
潤子さん、こんばんは
「孤高の騎士 クリント・イーストウッド」、読み終えました。 映画哲学、人生哲学、ジャズに
ついても語られていて楽しめましたよ。 日本で公開された映画はほとんど観ていました。
この中でひとつを選ぶとしたら1995年にブリティッシュ・エアウェイズの機内で観た
「マジソン郡の橋」でしょうか。 日本ではまだ公開されていなくてラッキーと思ったりして。
ラストのピックアップトラックのシーン↓は秀逸でした。
http://www.youtube.com/watch?v=Ye8G8cqu27U
小説ではクリント・イーストウッドが独白するこの場面を映画ではメリル・ストリープのモノローグ
に変えて、彼女に主演女優賞を取らせましたからね。 凄い映像作家だと思います。
一方、1997年に公開のケビン・スペーシー主演の「真夜中のサバナ」↓も印象深い作品でした。
サバナは日本では【ムーンリバー】の作詞者として知られるジョニー・マーサーの地元で、監督
のイーストウッドは挿入歌として【Skylark】、【Autumn Leaves】、【Days Of Wine And Roses】等を
含む彼の作品16曲を使っていましたね。
そして最後に語られている2006年公開の「硫黄島からの手紙」は映画哲学の集大成
みたいなもので、268頁~300頁には言わんとするエッセンスが詰まっていて、
久しぶりに読み応えがある本に巡り合えました。 ありがとうございます。
投稿情報: ホシノ | 2012/09/23 19:59
潤子さん、こんばんは
いい本ですねぇ~「孤高の騎士」、やっと半分ほど読み終えたところです。
136頁で若い頃に聴いたミュージシャンとしてナット・キング・コールを例にあげ
~私にとって、ナット・キング・コールは、いまだにはじめてのデートの思い出と結び
ついている~といっています。 そこで、今夜の一曲は【Too Young】↓をお届けします。
http://www.youtube.com/watch?v=T8DQaUoPmJg
この曲は木曜日20:00~21:00に放送される「BS歴史館」のテーマ曲になっていますが、
ご覧になっておられますでしょうか? 日本を変えたリーダーシリーズの二回目、
保科正之(ほしな まさゆき)の回では不覚にも涙ぐんでしまいました。
今日は織田信長だそうです。
未成年のクリント・イーストウッドがこの曲に合わせてガールフレンドとステップを
踏んでいる姿がなぜか目に浮かびます。
投稿情報: ホシノ | 2012/09/20 19:17
潤子さん、こんばんは
「映画が目にしみる」516頁、読んでみました。 著者は二コール・キッドマンがお気に入り
なんですねぇ。 それ以上にクリント・イーストウッドを俳優、監督、プロデュ―サーとして
評価していることは全編を通じて伝わってきます。 「許されざる者」で彼が作曲を手がけて
いたなんて初めて知りました。 ジャズピアノでは玄人はだしの腕であることも。
「孤高の騎士・クリント・イーストウッド」は手元にあり、楽しみです。
成瀬巳喜男監督作品を再見したくなりましたよ。
154頁の「日本未公開のミュージカル映画」に、先日ここで潤子さんが紹介された
【ブルームーン/Blue Moon】の作詞・作曲者を絶賛していましたね。
~ロジャース&ハートといえば、これはもう、ミュージカル史上に残る超有名なコンビである。
多くのミュージカルを作り、ヒット曲を残した。 ローレンツ・ハートは48歳で早く死ぬのだが、
都会的センス、韻の踏み方の見事さはズバ抜けていた。~
僕が思わずニヤリとしたのは70頁の「演技者ケビン・スペイシーとアメリカン・ビューティー」
と397頁の「ケビン・スペーシーの<ボビー・ダーリン物語>」で、著者が2回にわたり彼を
取り上げていたことです。 199頁では、NHKBS2で見ていたジェームス・リプトンが司会する
「アクターズ・スタジオ・インタビュー」 の模様が語られていて懐かしく、
ケビン・スペーシーのこんなノリノリのシーン↓が思い出されて。
http://www.youtube.com/watch?v=bKKDKAKNH-k
この本、楽しめました。 ありがとうございます。
投稿情報: ホシノ | 2012/09/17 17:38
『マディソン郡の橋』
黒澤明の「用心棒」のリメイクで知られる「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」のイメージとはガラリと違い、相手役に名女優メリル・ストリープを得た秀作「マディソン郡の橋」の記憶は未だ新しいですが、どうも名作といわれる小説には不倫の恋を描いたものが多いようですね。クリント・イーストウッドは黒澤明の大ファンの上,「ミフネの演技に大きな影響を受け、ミフネを尊敬している」とコメントしているといいます。煙草は吸わないそうで、「荒野の・・・」でいつもシガーを咥えていたのは全くの演技だったそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=rYKbBMhxpfw
投稿情報: ブルーコンドル | 2012/09/15 00:18
「セプテン・バーソングのように 1946~1989」 を読みましたよ。
本の表題紙にこの前紹介させて頂いた 【SEPTEMBER SONG】 の歌詞が載っていました。
But it’s a long long while,
From May to December,
And the days grow short,
When you reach September・・・
小林信彦氏(57歳)はあとがきでこう結んでいます。
~中年の男女の恋をあつかったこの映画のテーマが「セプテンバー・ソング」であった。
ぼくはたいして意味も考えずに、歌詞を暗唱したが、今となっては骨身にしみる。
<本当に貴重な日々なのに、残り少なくなってゆく・・・・>というところが特にこたえる。~
小林さんは向田邦子さん並に記憶力がいいようですね。 ノートもまめに取っておられて。
中学時代の日記が一部掲載されていましたが、さすがだなぁとうなりました。
著者が読み返していたユーモアーエッセイ、北杜夫著「ドクトルマンボー航海記」と
山下洋輔著「ピアニストを笑え!」が読み終えたらご案内の二冊も読んでみるつもりです。
投稿情報: ホシノ | 2012/09/14 22:23